理事長挨拶
iTECS技術は,人の健康を守るために健康診断が必要であるように,暮らしに密着した道路,橋など社会基盤施設の健康診断の技術です。
昨今,インターネットや携帯電話に代表される情報ツールが花形です。それに比べて社会基盤を維持管理するための技術は地味ですが,暮らしやすい社会を守るという視点に立つと比較できないくらい重要です。これまでは構造物の寿命は約60年といわれてきましたが,少子高齢化および巨額の財政赤字のため,寿命100年へと長寿命化の要請が生じてきました。このような社会的要請に応えるため平成16年にiTECS技術協会は設立されました。
iTECS法の適用分野は,
(1)コンクリート板の厚さの測定
(2)弾性波速度測定による圧縮強度の推定
(3)ひび割れ深さの測定
(4)剥離浮きの検知
(5)コンクリートのジャンカなど内部欠陥の探査
(6)PC構造物シースの充填度診断
(7)弾性波からのヤング係数算出による圧縮強度の推定(建築学会基準への対応)
の7分野です。
これらを簡単かつ正確に測定でき,分析データもグラフだけでなく等高線図のように面的に表示できます。
iTECS技術協会のiTECSは,integrity test equipment for concrete structuresです。
Integrityは品質管理(quality control)の意味もあります。信頼される技術の確立を目指し、技術開発の継続,測定技術,解析技術に関する技術標準,さらにはより一層のiTECS技術の普及を目指して,協会のみなさんと力を合わせて前進したいと願っております。
